初めてお客さまにお届けする製品ができました!!
2015.08.11 Tuesday
5月上旬にミシンを購入してから3か月。
こつこつと練習して、初めての『織り人』製品ができあがりました!
自分たちのモンの村で刺繍した布をつかったカードケース30個。
練習の段階では、まだまだ少し曲がってしまったり、縫い目がそろってないこともありましたが、
仕上がった製品を見て、本当にうれしい驚きでした!
刺繍に沿って真っ直ぐに縫えていますし、縫い目もしっかり、とってもきれいに仕上がっています。
練習の時から、刺繍に縫い目がかかってしまわないように、刺繍が一番きれいに見えるように…、
ここは1ミリ間隔で、ここは2ミリくらいがいいね…、と細かな指示をしていっても、
それをとてもよく理解してくれていました。
それは、彼女が刺繍の刺し子さんでもあるからなのだなぁと思うのです。
自分たちが作った刺繍が、よりきれいに見えるように、より素敵な製品になるように…、
そうした気持ちがとても強いのを感じました。
きっとこれから、もっともっと上手になって、モン伝統の刺繍をいかした
素敵な製品がたくさんできていくことと思います。
とても楽しみです!
まだまだ数量限定ですが、近々、オンラインショップでもご購入いただけるようになります!
みなさまの応援、ぜひよろしくお願いいたします!!
現在、同様の製品をオンラインショップで販売中!
織り人
『織り人』のカードケースを練習しています!
2015.08.03 Monday
ファスナーを付けたり、丸く曲線に縫ったり…ということがなく、
真っ直ぐ縫うだけの作りですので、ミシンの練習をしている彼女にとって、
とてもよい練習になる製品だと思い、挑戦してみてもらうことに。
まずは、型紙を作ります。
表の刺繍布を裏地と合わせて、裏側から縫っていきます。
ただ、真っ直ぐ縫えばよいとはいえ、刺繍にかからないように、
そして、外側の刺繍に沿って真っ直ぐにきれいに縫っていくのは、慣れた人でも大変です。
慎重に、少しずつ縫っていきます。
ゆっくり、ゆっくり縫っていくのも、ミシンの扱いに慣れるためには、とてもよい練習です。
刺繍にかかってしまったり、曲がってしまったら、ほどいて縫い直しです。
その繰り返しです。
木製のボタン付きと何もついていないタイプのカードケース、2種類ができました!
織り人
サーラーの下で『織り人』商品用の刺繍を選んでいます。
2015.07.01 Wednesday
モン刺繍の代表柄のように、お店や市場でよく見かける花柄のような文様。
この文様が6つ入った刺繍の布は、『織り人』商品のミニペンケースとカードケース用に、
ちょうどよいサイズの布なのです。
もともとは、他からの急な(大量の)注文に備えて、モンの村の人たちが刺繍したものを、
ミシンを練習中の彼女が、取りまとめて、買い取っているものです。
最近は、その刺繍の注文も少なくなり、まだたくさん、刺繍の布のまま残ってしまっていました。
それを、少しでも商品に作り変えてあげられたら…と、どの色合いがいいかなぁと選んでいるところです。
その場所は、彼女の庭のサーラー(あずまや)の下。
刺繍を広げていると、近所のモンのおばさまが遊びに来られ、興味深げに見入っていました。
この新しい村では、刺繍をしている人は少ないようなのですが、これから村の人たちも増えていき、
新しいモンのコミュニティもでき、彼女を中心に、新たに刺繍をしてくれる人たちが、
集まってくるような環境ができていったらいいなと思っています。
まだ、新しいこの村には木が少なく、植えたばかりの木も、まだまだ十分な日陰を
提供してくれるほどには大きくないため、日中の厳しい日差しを避けるには、
サーラーの下が最適です。
心地よい風が通り抜け、そこでうとうと…昼寝でもしたくなるところですが、
そこには先客(ちいさな赤アリ)たちがたくさんおり、油断していると、
体をよじ登り噛みついてくるので要注意…。
新しく開拓した土地ということもあるかもしれませんが、赤アリがたくさん出没するそうで、
サーラーで寝ている子どもたちも、アリに泣かされることもしばしば…。
なんとか対策はないものでしょうか…。
織り人
『織り人』商品のモン刺繍の「カードケース」作りに挑戦してみました!
2015.06.19 Friday
ショルダーバッグの長い肩紐も、一度も途中で止まることなくいっきに縫い上げることができ、
だいぶ、電動ミシンの扱いにも慣れてきたようで、本当に安心しました。
慣れないと、この電動ミシンのスピードの調整が難しく、ゆっくり縫ったり、
一定速度で縫ったりなど、なかなか難しいのです。
今は練習期間とはいえ、やはりきちんとした製品になる楽しみを味わうことは大切だと思いますので、
『織り人』商品の一つ、モン刺繍のカードケース(名刺入れ)に挑戦してもらいました。
ファスナーを取り付けたりすることがなく、作りはとてもシンプルなので、
練習を兼ねて作ってもらうのには、ちょうどよいかなぁと思い、挑戦してみてもらうことに。
カードケースの刺繍は、彼女の村(新しい今の村ではなく山の上の実家のモンの村)で、
作ってもらっている刺繍ですので、初めて、自分たちの刺繍が商品になる瞬間を体験し、
素材を作るだけでなく、それが製品になる、という楽しみも感じてくれたらいいなと思っています。
今回は、練習なので、ちょっと曲がったりした部分は、そのまま進めてもいいよ(商品の場合はだめだけどね…)、
と伝えても、何度も何度も、糸をほどき、縫い直す彼女を見て、きっと、自分たちの手で一針一針刺繍した布であるから、
大事に、大事に作りたいという気持ちがより大きいのかなぁと感じました。
今回は、トートバッグ、ショルダーバッグ、カードケースが出来上がりました!
現在ショップに、在庫が少なくなっているカードケースですが、
次の入荷分は、彼女が作った初の『織り人』製品になるかもしれません!
みなさん、ぜひぜひ応援よろしくお願いします!
織り人
トートバッグができました!
2015.06.17 Wednesday
彼女もとっても真剣に、練習の成果を見せてくれました。
まだ、縫い初めと縫い終わりの折り返しがうまくいかないのですが、
まっすぐきれいに縫えるようになっていました。
バッグの表側が縫い終わったら、内袋を縫っていきます。
両脇を1cm測り、線を引きます。
そして、その線の上を縫っていきます。
線の上をまっすぐ縫うのは大変です。
それでも、縫いはずれることなく順調に縫えています。
もう少しで最後…、というところで、どうしてもちょっと曲がってしまうのですが、
それは、今度までの課題ということで、頑張って練習してもらうことに。
続いて、肩紐を縫っていきます。
布の端から2mmほどのところを平行に縫っていくのは、これまた大変。
それでも、それも上手に縫えるようになっていました。
最後に、肩紐を2本、表と裏袋の間に挟み込んで、ぐるっと一周縫っていきます。
ここがバッグづくりの醍醐味です。
これまで、バラバラだったパーツが、いっきに一つの形になるこの時が、
これまでの苦労?が実るこの時が、一番うれしくて、ほっとする瞬間です。
彼女もきっと、そう感じているのではないかなぁと思います。
今回は、初めてなので、ファスナーもボタンもない、簡単なデザインのトートバッグを作りました。
作り終わったあとに、彼女から、”口部分にひもを輪っかにして、ボタンを付けたらいいですね”、
という提案がありました。
一つひとつ、作れるようになってくると、自然と次のアイデがわいてくるものなんですよね。
これから、どんどん、新しいものを考えて作っていってもらえるようになったらいいなぁと思っています。
織り人
野外でのアイロンがけ
2015.06.16 Tuesday
そのために欠かせないのが、アイロン。
村に電気がくるまで、足踏みミシンにしようかどうしようかと迷っていたところ、
発電機を買うことに決めたのは、”アイロン”も使えるようにするということも大きな点でした。
電気を使わずに使えるアイロン(中に炭を入れるタイプのアイロン)を探したのですが、
お店の若い人たちなどはもう、そうしたアイロンを知らなかったり、お店に置いてなかったりで、
見つけることはできませんでした。
そこで、彼女もアイロンは持っているということでしたので、発電機を購入することで、
ミシンだけでなくアイロンも使えるようにすることになったのです。
本当に、私たちの生活は、電気があることでスムーズに成り立っているということを痛感します。
手前のオレンジの発電機(写真上)につなぎ、アイロンがけです。
布に芯地を張り付けたり、内ポケット用の布に織り目を付けたり(写真下)、
ちょっとした作業にも、そして、仕上げにも、アイロンは欠かせないものです。
アイロン台も、折り畳みの机を出してきて、上に布を敷いて、
即席のアイロン台を作りました。
作業には、布を大きく広げられたりするスペースがあるといいのですが、
ちょうどよい広い場所がなく、今日はゴザを敷いて取りかかってみました。
でも、ちょっとやりにくく…、もう少し作業しやすいスペースを作らないとですね。
織り人