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2015.08.13 Thursday

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    移住を繰り返してきた「ハニ族の生活誌」

    2014.10.22 Wednesday

    民族の移動について、いろいろ調べていて出逢った本
    「雲南省ハニ族の生活誌」。

    中国雲南省といえば、今年8月にはマグニチュード(M)6.5の地震が発生し、
    600人以上が死亡したと伝えられ、また、今月7日にも、M6.6の地震が起こり、
    18万人が家を失うなどの被害が伝えられているところです。

    雲南省は、急峻な山々に囲まれた山岳地帯で、山の斜面に多くの家々が建てられ、
    大きな地震が起きると、想像以上に、甚大な被害となってしまいます。

    被害に遭われたみなさまには、お悔やみとお見舞い申し上げ、
    一日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。

    そんな山岳地である雲南省は、ミャンマー(ビルマ)、ラオス、ベトナムと国境を接し、
    日本とほぼ同じ面積の中に、25の民族が暮らしているとされています。
    中国全土の55の民族のうち、その半数近くが雲南省に集中していることになります。

    *実際には、統計に含まれていない民族も多数存在すると考えられています。

    雲南省ハニ族の生活誌

    タイの中には、「リス族」や「ラフ族」「ヤオ(ミェン)族」など、
    雲南省に起源を持つ民族も多く、この本のタイトルにある「ハニ族」は、
    タイ国内では、「アカ族」と呼ばれる人たちです。

    先日ご紹介した本「黄金の四角地帯」の「シャン文化圏」の中の一つの民族です。

    この本のサブタイトル「移住の歴史と自然・民族・共生」にあるように、
    以前ご紹介した「流動する民族」の中の「ヤオ(ミェン)族」や「モン族」
    と同様に、移住を繰り返してきた歴史がまとめられています。

    雲南省からのいくつかの大きな移住の流れがあり、その一部がタイ北部へ、
    たどり着いたと考えられています。

    千年以上にわたるハニ族の移住の歴史の中で、多くの民族との”遭遇と接触”、
    ”抗争と和解”を経て、また、標高1,800メートル以上という過酷な自然環境を
    居住地として選ばざるを得なかったハニ族が、どのように他民族や自然と
    共生しながら、自らの文化を守ってきたのかという点に注目しており、
    非常に興味深い本です。

    織り人


    ご紹介書籍:「雲南省ハニ族の生活誌‐移住の歴史と自然・民族・共生」
           須藤護著 ミネルヴァ書房
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