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2015.08.13 Thursday

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    「伝統の文様」と「新しい文様」

    2015.06.03 Wednesday

    先日、モン刺繍の長財布をお買い求めいただきましたお客さまから、
    改めて、お返信をいただきました。

    お財布をご購入いただく際に、他のフェアトレードのサイトも、たくさんご覧になったそうですが、
    ”「生産者」そして「織物」へのあたたかい気持ちが伝わってきた”ということで、『織り人』ショップを、
    お選びくださったそうです。

    そういっていただけるのは、何よりもうれしいことです。
    本当にありがとうございます。

    たくさんのお店がある中で、他のお店との差別化を図るためにも、生産者の方たちについて、
    商品について、そして、その製品の文様の意味や由来などもあわせて、ご紹介していきたいと思っています。

    今回ご利用くださったお客さまも、オンラインショップのそれぞれの民族の刺繍の特徴などを
    ご紹介したページも、じっくり読んでくださったそうで、ご注文いただいたお財布の文様は、
    「ゾウの足あと」だろうか、「カタツムリ」なのかな?と、いろいろとご想像くださったそうです。

     


    ご注文いただいた長財布の文様は、モン族の他の商品でもよくみられ、
    タイのモン族の方たちの中で、最近よく使われているものです。
    この花柄のように見える文様は、ご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。

    これは、”モン族の文様”と思われていますが、もともとのくわしい由来はわかっておらず、
    これ自体は伝統的な文様ではないようです。

    私がこれまでに、村のおばさま方にお聞きしたり、本などから調べたところによると、
    花文様の花びらの一部のように見える数字の「3」のような文様は、
    ミェンやモンの人たちの間では、「虎のツメ」を意味していたようです。

    それを4つ組み合わせて、花柄のようになり、今では、”かわいいから”とか、
    ”いつも刺している文様だから”という理由から、この文様が好まれているようです。

     
    モン花文様の収納ケース


    文様の意味などは、私もとても興味があるところで、いつも、これはどういう意味なのか、
    ということを教えてもらっているのですが、最近では、村の中でも知っている人が本当に少なくなり、
    意味は分からないけど、昔から刺している文様だから、とか、きれいだからということがほとんどです。

    伝統的な意味合いがなくなり、新しい意味が作り上げられてきていることの方が多くなってきていますが、
    そうした変化も、それぞれの民族の間の手しごとの歴史なのだと思うのです。


     
    モン花文様のブックカバー


    どんな模様がどんな風に変化してきたのか、つくり手さんたちが気に入ったものがどんなものなのか、
    それをどんな風に変化させてきたのか…、そういう点も、とてもおもしろいことだと思っています。

    伝統を守るだけでなく、今を生きる人たちが好きなものを、よいと思うものを作っていく、
    ということも大切なことなのかなと、最近では思ったりしています。

    それでも、ご年配のおばさま方の中には、今でも、その民族伝統の文様や手法でつくっている方たちもいます。
    今のうちに、そうしたものを少しでも残していけるような製品も作れたらいいなと思っています。

     
    モン花文様のブックカバー


    お客さまからは、”長財布の模樣は、新しいアイディアと伝統的な要素をあわせ持つものなのですね!
    とても面白いです。このお話を聞いて、より好きになってしまいました。”
    と、さらにお返事をいただきました。

    私自身も、つくり手さんたちからいろいろなお話をお聞きすることで、さらに好きになり、
    それを、日本のみなさまにもぜひ、ご紹介したい!という気持ちになります。

    織り人




     
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