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2015.08.13 Thursday

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    ミェン族の伝統的な刺繍文様や技術を残したい。

    2015.06.08 Monday

    いつも、ミェン族の刺繍の商品をお願いしているところへ、商品のオーダーと、
    新しい刺繍のバッグの依頼に行ってきました。

    彼女は、ご自身もミェン出身で、何年も前から、ミェンの村の人たちが刺繍した布を買い取り、
    バッグやポーチなどの製品づくりをしています。
    『織り人』のミェン刺繍の製品のほとんどは、彼女が作っているものです。

    今回は、お客さまからご依頼のあった大きめの刺繍のショルダーバッグをオーダーできたらいいいなと
    思っていたのですが、ちょうどよい大きさのバッグが、すでにいくつか作られていましたので、
    今回は、そちら(写真下)のバッグを購入することにしました。

     
    ミェンの刺繍ショルダーバッグ


    最近では、こうした大きなめの刺繍の布を作ってくれる人が少なくなってしまい、現在は、他からの注文も、
    大きなバッグなどについては、納品をずっと待ってもらっている状態なのだそうです。

    刺繍を買い取ることで、村の人たちの助けになれば…という想いで始められたことだったということですが、
    今では、ミェン伝統の刺繍を、少しでも後世に残していくことができるようにという想いを強くしていらっしゃいます。

    刺繍をしてもらえる人がどんどん少なくなってしまっている中、それでも今も、ミェンの伝統的な文様を少しアレンジして、
    新しい文様を、村の人に試してもらったりと、新しい製品づくりにも、熱心に取り組んでいらっしゃいます。

     
    ミェンの刺繍ショルダーバッグ


    数年前からは、これまでの村の工房とは別に、生活雑貨屋さんもはじめられ、今回は、
    そちらの雑貨屋さんの方へお邪魔させていただいたのですが、お店のお仕事の方も、
    忙しくされていらっしゃるようでした。

    お店の一角にミシンを置いて、縫製スペースを作り、時間ができた時には、そこで作業をされているそうです。
    お忙しい中、バッグづくりの様子も、お写真に撮らせていただき、ありがとうございました。

    ご自身の民族のことを想い、誇りを持って取り組んでいらっしゃる姿に、いつも刺激をいただいています。

    織り人




     
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      「文様の意味」を知ることの意味

      2015.06.05 Friday

      先日、ベトナムの花モン族の取材をおこなったという番組製作会社の方から、
      「民族衣装の模様の持つ意味を紹介したいが、下見した結果、模様の意味が、
      詳しく伝承されていないことを知りました。(以下省略)」というメールが届きました。

      以前も、ベトナムの黒モン族の襟の文様についての問い合わせを受けたことがありましたが、
      どこの国でも、程度の差はあれど、同じような現状があるのだなということを感じます。

      *以下、写真はベトナムの花モン族の村の市場で撮影させていただいたものです。

      私自身、刺繍や織りの文様について、非常に興味があり、それぞれの民族の村へおじゃまするときはいつも、
      文様の名前や意味などを教えてもらっています。

      しかしながら、私が主に活動しているタイ北部の村々では、今現在では、その文様の意味までを知っている人は、
      本当に少なくなってきています。

       
      ベトナムの花モン族


      オンラインショップ内のそれぞれの民族紹介のページにも書いていますが、現在の作り手さんの多くは、
      今では、その文様が「きれいだから」、「昔から刺している文様だから」ということで、
      その模様を刺繍していることが多いのです。

      村の中で、高齢のおばさま方の中には、文様の意味を知っている人がいることがありますが、
      それでも、それはもうすでに、はっきりしないことも多いです。

      今現在も、そうしたことを調べているところですが、最近は、その文様の意味を知りたいと思ったり、
      その意味が大事だと感じたり、きちんと継承されていくべきなのではないかと考えたりするのは、
      部外者であるからのことなのではないかと思うことがあります。

       
      ベトナムの花モン族


      学術的には、その文様の意味などを知ることは意味のあることだと思いますし、
      それがきちんとした形で残されていく必要もあると思っています。

      しかしながら、その作り手さんたちにとって大事なことは、
      それが、学術的に意味のあることなのかどうかということではなく、
      自分たちが好きなものであること、よりきれいなものであること、
      家族が喜んでくれるものであることの方が大切なことなのです。

      それぞれの長い民族の歴史の中で、モン族やミェン族など他民族同士の間でも、
      お互いの文様や色合いを、それぞれの好みで融合させてきています。

      モン族の人たちが、ミェン族の人の文様を取り入れて帯にしていたり、ミェン族の人たちが、
      モン族の人たちの文様の一部を使い、新たな文様を作っていたり…。

      それは、きれいだと思ったり、好きだなぁと思ったりしたからであり、
      それが、どんな意味であるかということは、それほど重要なことではないのです。

      長い時間の中、そうして作り上げらてきたものが、今に使われているものになっているのではないかと思うのです。

       
      ベトナムの花モン族


      ベトナムの花モン族の村へは、私も訪れたことがあり、タイのように経済発展とともに、
      消えていった生活の中の民族衣装が、ベトナムのモンの村には、まだまだ残っていることは、
      私にとっても、とても興味深いことで、タイとの違いは何なのだろうかと、考えることがよくあります。

      それでも、これから先の時間の中で、ベトナムのモンの村にも、タイで今起こってきているようなことが、
      必ずおとずれる日がくると思うのです。

      そうした時に、少しでも、その担い手の方たちが、自らの民族に誇りを持ち、
      次の世代へ継承していきたいと思えること、それが、文様の意味を、
      後世に残していくことにつながっていくと思っています。

      そうしたことのお手伝いが、少しでもできたらと思い、今の活動を続けています。

      こうした番組制作にかかわる方たちには、それぞれの民族の方たちが、
      自らに誇りを持っていけるような、そんな素敵な番組を作っていってほしいなと思っています。

      織り人




       
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        「伝統の文様」と「新しい文様」

        2015.06.03 Wednesday

        先日、モン刺繍の長財布をお買い求めいただきましたお客さまから、
        改めて、お返信をいただきました。

        お財布をご購入いただく際に、他のフェアトレードのサイトも、たくさんご覧になったそうですが、
        ”「生産者」そして「織物」へのあたたかい気持ちが伝わってきた”ということで、『織り人』ショップを、
        お選びくださったそうです。

        そういっていただけるのは、何よりもうれしいことです。
        本当にありがとうございます。

        たくさんのお店がある中で、他のお店との差別化を図るためにも、生産者の方たちについて、
        商品について、そして、その製品の文様の意味や由来などもあわせて、ご紹介していきたいと思っています。

        今回ご利用くださったお客さまも、オンラインショップのそれぞれの民族の刺繍の特徴などを
        ご紹介したページも、じっくり読んでくださったそうで、ご注文いただいたお財布の文様は、
        「ゾウの足あと」だろうか、「カタツムリ」なのかな?と、いろいろとご想像くださったそうです。

         


        ご注文いただいた長財布の文様は、モン族の他の商品でもよくみられ、
        タイのモン族の方たちの中で、最近よく使われているものです。
        この花柄のように見える文様は、ご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。

        これは、”モン族の文様”と思われていますが、もともとのくわしい由来はわかっておらず、
        これ自体は伝統的な文様ではないようです。

        私がこれまでに、村のおばさま方にお聞きしたり、本などから調べたところによると、
        花文様の花びらの一部のように見える数字の「3」のような文様は、
        ミェンやモンの人たちの間では、「虎のツメ」を意味していたようです。

        それを4つ組み合わせて、花柄のようになり、今では、”かわいいから”とか、
        ”いつも刺している文様だから”という理由から、この文様が好まれているようです。

         
        モン花文様の収納ケース


        文様の意味などは、私もとても興味があるところで、いつも、これはどういう意味なのか、
        ということを教えてもらっているのですが、最近では、村の中でも知っている人が本当に少なくなり、
        意味は分からないけど、昔から刺している文様だから、とか、きれいだからということがほとんどです。

        伝統的な意味合いがなくなり、新しい意味が作り上げられてきていることの方が多くなってきていますが、
        そうした変化も、それぞれの民族の間の手しごとの歴史なのだと思うのです。


         
        モン花文様のブックカバー


        どんな模様がどんな風に変化してきたのか、つくり手さんたちが気に入ったものがどんなものなのか、
        それをどんな風に変化させてきたのか…、そういう点も、とてもおもしろいことだと思っています。

        伝統を守るだけでなく、今を生きる人たちが好きなものを、よいと思うものを作っていく、
        ということも大切なことなのかなと、最近では思ったりしています。

        それでも、ご年配のおばさま方の中には、今でも、その民族伝統の文様や手法でつくっている方たちもいます。
        今のうちに、そうしたものを少しでも残していけるような製品も作れたらいいなと思っています。

         
        モン花文様のブックカバー


        お客さまからは、”長財布の模樣は、新しいアイディアと伝統的な要素をあわせ持つものなのですね!
        とても面白いです。このお話を聞いて、より好きになってしまいました。”
        と、さらにお返事をいただきました。

        私自身も、つくり手さんたちからいろいろなお話をお聞きすることで、さらに好きになり、
        それを、日本のみなさまにもぜひ、ご紹介したい!という気持ちになります。

        織り人




         
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          モン族のリバースアップリケと日本の伝統工芸

          2015.06.01 Monday

          先日、モン族のリバースアップリケのハート形のキーホルダーをご注文くださったお客さまから、
          ご注文の際に、一緒にコメントもいただきました。

          ”このハートの造形、刺繍は、アイヌの模様と共通するものを感じます。”

          アイヌのハート型のアクセサリーや刺繍を探していらっしゃる途中で、
          『織り人』のリバースアップリケのキーホルダーを見つけてくださったそうです。

          このキーホルダーは、タイ北部のモン族の村でアップリケされたもので、
          モン族の人たちが得意とする技法の一つです。
          この小さなキーホルダーの中に、とても細かい手しごとが、いっぱい詰まっています。


           
          モン族リバースアップリケのキーホルダー



          モン族の人たちの文様は、左右対称のアイヌ文様に似ているものが多くあります。
          リバースアップリケの他にも、モン族が得意とする刺繍の文様の中には、
          日本の東北地方のこぎん刺しに似た文様もあり、とても興味深いです。

          また、現在オンラインショップに掲載準備中のチェーン刺繍の文様などは、
          本当にアイヌ文様にそっくりです。

          タイなどの山岳民族の人たちの手しごとと、日本の伝統工芸とに、ともに通じるものがあり、
          私も、日本の民芸、伝統工芸にも、とても関心を持っています。


           
          モン族リバースアップリケのキーホルダー


          ”日本の「刺し子」に似てる、というか、元々は、布の強度を高める為の工夫だったかもしれませんが、
          ただ縫うだけでなく、その縫い目、模様を工夫することで、布を美しく、長く大事にする、
          という心意気は、昔の日本人と通じるものがあり、同じアジア人として、近い精神性を感じます。”

          と、改めてお返事をいただきました。

          本当にその通りだと思います。
          国や民族が違うということは、本当は大きな違いではなく、”モノに対する想い”
          ”つかう人への想い”が同じであれば、同じようなよいものが作られるということなのだと思うのです。

          織り人




           
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            はじめてのミシン、はじめてのバッグ

            2015.05.29 Friday

            ミシン屋さんが帰った後、何か作ってみようと、練習用に買ってきた布を使って、
            彼女の息子さん用のバッグを作ってみることに。

            私も、ちょっと久しぶりのミシンだったので、ちょっとドキドキ…。
            新しいミシンに、ちょっとたどたどしい?縫い方に…。

             
            ミシン指導


            途中から、彼女が挑戦。
            初めから小さなバッグで、ちょっと縫うのが大変だったかな。

             
            初めてのミシン


            この日は、あまり時間がなく、きちんと定規で測ることなく適当な大きさに布を切り、
            それでも形になるように…と、急ぎ、縫い合わせて作ったバッグですが、それでも、
            ちゃんとかわいらしいショルダーバッグができました。

             
            初めてのバッグ


            でも、息子さんは、なぜかちょっとご不満な様子。

            それはどうやら、こういうバッグは、女の子っぽいからいやだったみたいです…。
            せっかくのお母さんの手づくり第一号は、あまり喜んでもらえず残念…。
            でも、次回はきっと、喜んでもらえるはず。

             
            初めてのバッグ


             
            はじめてのバッグ

            織り人




             
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              ミシンが村にやってきた!

              2015.05.27 Wednesday

              ミシン屋さんが、ミシンを村に運んできてくれました。
               
              ミシンの搬入


              台所の横に、ミシンを設置。
              糸の張り方から、ボビンの付け方、下糸の巻き方…、ミシンを始めるにあたって必要なことをすべて、
              本当に丁寧に、一から教えてくださいました。
               
              初めてのミシン


              ミシンの準備が整うと、さらに、縫い方の基本、コツまで指導してくださいました。
              彼女も、一言ももらすまいと、熱心に耳を傾けていました。
               
              初めてのミシン

              そして、次は彼女が挑戦。

              初めは、ミシンの針に糸を通すのも、一苦労。
              切れてしまった糸を張り直すのも、一苦労。

              でも、根気よく続けていると、その苦労が何でもないことになる日が必ずくるんですよねぇ。
              がんばってね。

               
              初めてのミシン


              織り人




               
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